【相続とは何ですか】
相続とは、人の死亡を原因としてその人が持っていた法律上の権利義務(一身専属権を除く)を特定の人に承継させることをいいます。一身専属権とは、例えば医師とか弁護士などの資格、公務員や従業員としての地位など、その人個人に対してのみ与えられた権利をいいます。このようなものは相続の対象とはなりません。
一般的には所有していた財産や債権などが対象となりますが、その他忘れてはならないものに債務があります。現実の借金のほかに保証債務も含まれます。これらの権利義務を特定の人に引き継ぐことが、相続というものです。
よくある誤解に、相続とは「相続税の納税」のことであって自分には関係ないというものがありますが、相続とはそういうものではなく、車一台であろうと一万円の預金債権であろうと必ず発生するものです。
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